特定非営利活動法人ミャンマーKOBE 設立趣旨

1 趣旨

  • 〇ミャンマーは、東南アジア諸国のなかで、タイ、シンガポール、ベトナム等の国々に比べ、経済的な発展や日本との交流面において十分ではありません。第2次世界大戦では日本との関係で不幸な歴史がありましたが、人々は仏教の影響もあり高い道徳心を持っています。
    国際都市神戸の市民として、このようなミャンマーとの国際交流の一翼を担いたいとの思いから、平成26年10月に任意団体である「ミャンマー関西」を立ち上げました。
  • 〇当初は、ミャンマーの学校や孤児院に対する支援や神戸市内在住のミャンマー人に対する日本語教室の開催及びミャンマーの状況を神戸市民に伝える写真展を開催し、セミナーや出張講座も行ってまいりました。また、最近では、ミャンマーからの留学生等に対する生活費や毛布等生活物資の提供も行っております。これらの活動は一定の成果を収め、ミャンマーでは支援を行ってきた子供達が立派に成長し、神戸では、市内在住のミャンマー人の日本語能力の向上やミャンマーに関する市民の理解が広まり、支援の環も拡大しています。
  • 〇今まで、任意団体として実践してきた活動や事業を更に地域に定着させ、継続的に推進していくためには、行政や関連団体との連携を更に深めていく必要があります。そのためには、社会的に認められた公的な組織にすることが望ましく、当団体の事業がミャンマーと神戸との国際交流の推進という営利目的でないことから、その組織としては、特定非営利活動法人が最適であると考えています。
    今般、神戸市の「協働と参画推進助成事業」の採択を受けたことを契機として、特定非営利活動法人格を取得したいと考えた次第です。
  • 〇法人化することによって、組織を発展、確立することができ、今後、ミャンマーの人々に対する支援やミャンマーからの留学生等への支援及び神戸市民のミャンマーへの理解等を促進することにより、ミャンマーと神戸との国際交流を推進し、地域社会に広く貢献できると考えています。

2 申請に至るまでの経過

平成26年10月  任意団体「ミャンマー関西」設立

〇ミャンマーの子供達への支援

  • ・平成27年度~29年度 年1回ミンチャンの学校を訪問し支援物資の提供等を実施
  • ・平成30年度~令和元年度 年1回ヤンゴンの孤児院を訪問し、支援物資の提供等を実施

〇ミャンマー人に対する日本語教室(日本語検定対策・日常会話の修得)の開催

  • ・設立以来継続して実施

〇その他の活動

・平成28年度~30年度
出張講座「不思議の国『ミャンマー』の話を聞いてみませんか」実施
・平成28年9月
写真展「ミャンマー 昨日・今日・明日」開催
・平成29年12月
セミナー「ミャンマー ロヒンギャ問題とは何か」開催
・平成30年10月
写真展「伝統と躍動のミャンマー」開催
・平成31年4月
ミャンマー文化交流イベント(ミャンマー水祭り)実施
・令和元年10月
写真展「ミャンマー孤児院 子どもたちの日々」開催
・令和2年4月
来日ミャンマー成年に対する緊急支援活動を実施
・令和2年10月
会員間でNPO法人化の意思確認 
・令和2年11月
留学生等を対象にした「冬物衣料プレゼント」開催
・令和3年2月
設立総会開催